【2021】TORAIN




TORAINの理念


一般的な透湿防水ウェアは

防水膜として使用する樹脂膜の脆化のため

数年で劣化し廃棄している状況です。

「もっと長く使うことはできないか」との思いから

脆化しにくい生地や、加水分解しにくい

シームテープを用いることで

10年相当の使用に耐えられるウェアとして

TORAINを開発しました。

それは、より長く着られるレインウェアブランド


長く使う=捨てるを減らす

 

私たち東レグループが開発したTORAINは、

環境負荷を低減して持続可能な社会に貢献します。



 

 

 

TORAINとは

 

 
TORAINは防水性、透湿性、防風性を兼ね備え、

さらに耐久性にあくまでこだわる

『独自の防水膜を備えた機能素材』

『独自のシームテープ』

『独自のシームシーリング技術』

東レグループ3社の技術が融合した

高耐候レインウェアです。

 

 


TORAINの高耐久性能は一般的な製品寿命サイクルに比べ

長いサイクルで製品を使用可能です。

 


 RAINWEARの問題点

レインウェアの劣化を引き起こす加水分解

 

加水分解とは、汗や雨、空気中の湿気などの水が化合物に作用して起こる分解反応です。

一般的な透湿防水ウェアが防水膜やシームテープに使用する樹脂素材は、耐摩耗性や耐水性に優れますが、加水分解を起こしやすい素材です。

加水分解が起こるとボロボロになって剥離したり表面がべと付くようになります。

加水分解を起こした化合物は別の分解生成物になり元に戻すことはできません。

 

 



加水分解とジャングルテスト

 
衣料製品の劣化を計測する加速劣化試験「ジャングルテスト」を実施。
ジャングルテストは、恒温恒湿(70℃×95%RH)環境下で、人為的に製品の劣化を促進させるもの。
試験1週間は、製品を通常の状態で着用した場合の1年間に相当します。
TORAINはこのジャングルテストを10週間施しても、加水分解現象がみられません。

 

 


 私たちの解決策TORAIN

10週間のジャングルテストに耐えるTORAIN

 

 

開発状況

 

 製品開発段階において

3Dでのデジタルシュミレーションを導入して

精度の高い製品開発により

サンプル作成や染色の削減で

環境負荷低減に取り組んでいます

 

デジタルシュミレーションでサンプル作成回数の削減

 

カラーシュミレーションにより配色サンプルの削減で染色ロスの軽減

 

 

生産における生地ロスを極限まで見直して、廃棄量の削減や余った記事で新たな商品を開発

 


 環境配慮向けのTORAIN素材

 

 

 

 

 TORAINの未来

TORAINブランドは今後も環境負荷に対して

持続可能な目標へ取り組んでいます。

 

 

「10年着られる」だけでなく、

更に「エコ」なTORAINの

開発を進めています。

 

東レインターナショナルは、

素材メーカー商社として SDGs 目標の

「12. つくる責任 つかう責任」に向き合い、

自社企画の縫製品ブランドを通じて、

環境配慮の活動へ取り組んでいます


 

 

TORAIN 公式ホームページ